七福神めぐり

京都や鎌倉への七福神めぐりは年々増加している

時期によっては混雑するスポットも

京都と言えば、世界でも人気の高い観光地の一つです。

千年の昔から続く街並みや神社仏閣、美しい野山など、人の心を惹きつけてやみません。

この京都で昔も今も変わらず大きな人気を博しているのが、「七福神めぐり」です。

これは日本人になじみの深い七福神が祀られている神社仏閣をお参りして回り、それぞれの神様の持つ運気やご利益を得ようというイベントです。

七福神めぐり自体は日本全国で多く見られるのですが、京都は特にその歴史が古く、これは七福神発祥の地として高い人気を誇っているのです。

そもそも七福神とは、人に幸福をもたらす七人の神様のことを言います。

財運招福や立身出世の神様である福禄寿、五穀豊穣や商売繁盛の神様である大黒天、幸福長寿や家庭円満の神様である寿老人、商売繁盛や長寿の神様である恵比寿、唯一の女性神で恋愛成就や学徳成就の神様である弁才天、武道成就や家内安全の神様である毘沙門天、千客万来や家運隆盛の神様である布袋がその七人です。

最初は大黒天と恵比寿が、二福神として広く敬われていました。

その後室町時代に入ると、禅や茶道で人気があった竹林の七賢人になぞらえて、福神も七人にしようという気風が高まり、他5人の神様を加えて七福神と定められました。

江戸時代になると七福神はすっかり定着し、正月になると宝船に乗った七福神の絵を枕の下に入れて眠り、幸運を呼ぶ縁起の良い初夢を見るのが流行しました。

この七人の福神は、それぞれ得意なご利益が決まっています。

自分に必要な神様だけお参りするのも良いですが、七人すべてをお参りすることで、より徳が積めて大きなご利益を得ることができると言われています。

京都の都七福神めぐりの玄人の楽しみ方

薀蓄や豆知識を持っておきましょう

日本最古である京都の七福神めぐりは特に「都七福神めぐり」と呼ばれ、1月中にお参りするか毎月7日にお参りすると、更にご利益が増えます。

特に1月は七福神めぐり目当ての観光客も多いため、それぞれの祀られている場所を巡る観光バスも運行されていますので、効率よく回りたい方は、このバスを利用すると非常に便利です。

市営バスを使わない方でも、これらの場所はほとんど地下鉄などの駅から徒歩圏にあるので、アクセスに困ることはありません。

七福神めぐりの方法は、これだというものは特に決まってはいません。

それぞれの神様がおられる神社仏閣を、好きな順番で回れば良いのです。

福禄寿が祀られているのは、地下鉄烏丸線松ヶ崎駅近くにある赤山禅院です。

ここは比較的小さな神社で駐車場等が周囲に無いため、参拝は徒歩かタクシーが良いでしょう。

境内は自由に参拝できますが、9時から16時半までしか入れないので注意しましょう。

福禄寿は中国の道教の神様で、南極老人星の化身です。

長い頭と長い髭が特徴で、杖を持って鶴や亀を引き連れた姿がよく描かれています。

大黒天が祀られているのは、松ヶ崎駅から徒歩10分程の距離にある妙円寺というお寺です。

こちらは無料の区営駐車場もあります。

赤山禅院と近いので、一緒に回ると良いでしょう。

もともとは古代インドのヒンドゥー教の破壊の神様でした。

鎌倉時代に、日本の神である大国主命と名前の呼び方が似ていることから、二神が同一視されるようになりました。

俵にまたがり、打ち出の小槌を持った姿で描かれます。

不老長寿の京都の七福神めぐりが人気です

商売繁盛の神様の七福神めぐり

台所の神様とも言われています。

寿老人が祀られているのは、地下鉄烏丸線丸太町駅から徒歩約7分程の革堂行願寺です。

こちらも駐車場はありませんが、七福神めぐりは周辺にコインパーキングなどいくつかあるので安心です。

寿老神は頭の長い老人の姿をしています。

手には杖を持ち、鹿をお供に連れています。

この鹿の肉が、不老長寿の秘薬だとされています。

恵比寿が祀られているのは、京阪電車祇園四条駅から徒歩約6分程にある恵美須神社です。

こちらは比較的街中にあり、駐車場は周囲にいくつかあります。

人懐っこい笑顔をたたえ、釣竿と鯛を抱えた姿が有名です。

そもそもえびすとは、よそものという意味が七福神めぐりにはあります。

海の外からやってきた神様が、日本の神様と合体して恵比寿になったと言われています。

商売繁盛の神様として広く人気があり、親しみを込めてえべっさんとも呼ばれています。

弁財天は、京阪電車清水五条駅から徒歩約7分程にある六波羅蜜寺に祀られています。

境内の参拝は8時から17時までで、自由に入ることができます。

比較的大きくて新しいお寺で、観光客も多く見られます。

恵美須神社と歩いて行ける距離にあるので、七福神めぐりでどこかの駐車場に停めて二ヶ所を一緒に回りましょう。

琵琶を持った美しい女性の姿をしています。

スタンプも集めると楽しい七福神めぐり

七福神めぐりの特製の記念品を集める

大昔はインドの水の神様であり、このため弁財天を祀る場所は川辺や池など水の近くにあることが多いのです。

音楽や技芸の 神様としても広く信仰を集めています。

毘沙門天が祀られている東寺は、京都の中心にほど近いJR京都駅から歩いて15分程で着きます。

駐車場はありますが有料です。

また、境内と御影堂の参拝は自由ですが、金堂や講堂にお参りするには500円の拝観料がかかります。

もともとは古代インドの武勇の神様です。

聖徳太子が祀ったのをきっかけに、日本でも信仰の対象となりました。

その武勇で、貧乏神など不幸をもたらす神や鬼を追い払ってくれます。

最後の布袋は、JR奈良線黄檗駅から徒歩5分の距離にある萬福寺に祀られています。

こちらも駐車場は有料、参拝には500円がかかります。

この神様は、昔の中国に実在した契此という僧侶がモデルとされています。

大きく豊かな太鼓腹、ゆったりとした笑顔が特徴で、愛嬌溢れる姿がおなじみです。

いつも大きな袋を持って出かけ、人から貰ったものを何でもこの袋の中に入れて持ち歩いていたため、布袋と呼ばれるようになりました。

おおらかで些末な物事にこだわらない姿が円満を招くとされ、七福神の一人として親しまれるようになりました。

これら七福神めぐりをする際には、ぜひ色紙を購入してから臨みましょう。

それぞれの寺社で販売されている色紙には七福神の名が記されており、お参りするとこの上に御朱印と呼ばれるハンコのようなものを押してもらえます。

これを七つ集めることで、七福神めぐりを達成した証となるのです。

記念にもなりますので、購入する人がほとんどです。